「街からタクシーが消えた理由」とは?
この事業所では、約80台のタクシーを所有していますが今、稼働できているのは多くて60台。時間帯によっては、利用を断らざるを得ない状況に陥っているといいます。

(下電観光バスタクシー事業部 三秋潔部長)
「人手不足により稼働する車両が少ない、ということが発生してきているので、利用者にお時間をいただいたりとか、ご迷惑をおかけしている状況が少しずつ出てきています」


人手不足の原因は、「新型コロナウイルスの感染拡大」だといいます。行動制限や飲食店での酒類の提供が一時なくなったことなどで、タクシー業界は大打撃を受けました。
(下電観光バスタクシー事業部 三秋潔部長)
「コロナ以前の売り上げに対して65%強、7割弱の売り上げが落ちた」
多くは出来高制のタクシードライバーにとって、利用客の激減は給料に直結しました。

(タクシードライバー)
「1日12時間くらい働いて、3件の営業で売り上げが2700円という日がありました」
