岡山市北区の後楽園で、昔ながらの“太鼓田植え”を披露する「お田植え祭」が行われました。60年以上続く恒例行事です。

後楽園の井田で披露されたのは、江戸時代に行われていた“太鼓田植え”を再現したもので、1962年から続いています。

新見市の保存会による実演では菅笠に紺がすり姿の早乙女たちが、太鼓に合わせて苗を植えていきました。

一般の入園者の参加もあり古の田植えの風情を楽しんでいました。

(田植えに参加した人)「お米を無意識でいつも食べてるのですが、『いただきます』がよりいっそう思いをこめて言えるかな」

(神代郷土民謡保存会の会員)「後楽園で田植えをしているのを(これまで)見られなかったんで、初めて見させてもらってとてもよかったなと」

植えられた約4000株の稲は10月中旬頃に収穫されます。