18歳の女子ボートレーサー デビュー戦に挑む
岡山県倉敷市の「ボートレース児島」で、きょう(18日)注目の女子ボートレーサーがデビューしました。地元岡山出身の土屋蘭選手、18歳です。過酷な世界に挑む意気込みと理由を聞きました。
(ボートのエンジン音)

華麗なハンドルさばきに、迫力あるターン。6艇のボートが約80キロで激しい攻防を繰り広げる「水上の格闘技」ボートレースです。きょう(18日)1人の女性選手がデビューを迎えました。

(土屋蘭選手)
「おはようございます。お願いします」

岡山県倉敷市出身の18歳、土屋蘭選手です。プロペラの調整やモーターの整備も自らの手で行うボートレーサー。舟の重さはおよそ80キロ。わずかな操作の違いがターンの精度を左右します。この日は、3日後のデビューに備え水面の感触を確かめました。
倍率25倍の狭き門 なぜ土屋選手はボートレーサーに?

土屋選手は昨年、福岡県にある日本で唯一のボートレーサー養成所に合格しました。倍率は約25倍。狭き門をくぐり、1年間の厳しい訓練生活に耐えて、最年少ながらも女子トップの成績で卒業します。なぜ、ボートレーサーという危険と隣り合わせの厳しい世界を志したのでしょうか。

(土屋蘭選手)
「特にその時やりたいこともなく、自分のとりえもなくて」

自分の将来を模索していた高校時代。

(土屋蘭選手)
「ボートレーサーという存在は知っていたんですけど、スタートからゴールまでちゃんと見たことが無くて、初めてお姉ちゃんのレースをスマホで見て」