姉・南さんもボートレーサー 姉から見た妹は?
8歳年上の姉・土屋南選手は、人気・実力ともにトップレベルのレーサー。3回の優勝を誇るなど第一線で活躍していますが、妹の蘭選手、実は一度もレースを見たことはなかったといいます。

(土屋南選手)「自分の全力以上出さんとついていけれんから。練習は120%出すんよ」
自分が知る姉とは、少し違っていました。

(土屋南選手)
「(蘭さんが小さいころに)おむつを替えたりミルクをあげたりしてたので、『親心』のほうが大きいので不安も大きいです。ケガしないかなとか、悩んでないかなとか、そっちのほうが大きいですね」

約1600人いるボートレーサーの中で、女子はわずか250人程度。男女が同じレースに臨むことも多々あり、そこには体重差以外のハンデはありません。土屋南選手は自分がこれまで戦って来て、「男子選手に混じって走る厳しさ」「過酷さ」を感じてきました。
「妹には負けたくない」「姉妹で強いレーサーに」
蘭選手もそんな姉の姿を見て、男女関係なく競うことが出来るボートレースにひかれたといいます。

(土屋蘭選手)
「ボートレースの魅力は、男女同じ土俵で戦えるところだと思うので、水上だと『自分が怖いぞ』というか、『自分が勝つぞ』という気持ちで行きたいです。気持ちだけは負けずに」

初めて知った姉の姿に魅了されてから、約2年。
(土屋南選手)
「私が目指しているのは賞金女王なので、その舞台で一緒に戦えるような同じレベルで戦えるような選手になってほしい。そうですね、負けたくないです」

晴れて、プロのボートレーサーとして姉と同じ舞台に立ちます。
(土屋蘭選手)
「まずは、姉と並べるように。自分の目標としては、SGや記念レースで活躍できるレーサーになりたいですけど、姉妹でも2人とも強いレーサーになれるように努力したい」
