去年(2022年)開かれた瀬戸内国際芸術祭の経済波及効果は103億円で、新型コロナの影響を受け過去最低となったことが、実行委員会などの調査で明らかになりました。
瀬戸内国際芸術祭2022は、去年4月から11月までの105日間開かれました。来場者はおよそ72万3000人で、新型コロナの影響により2019年に比べるとおよそ46万人減りました。
期間中、実行委員会と日本銀行が行った来場者アンケートでは、県外からの宿泊客の平均消費額は、1人あたりおよそ6万6700円で前回並みの金額でした。
(池田豊人香川県知事)「瀬戸内とか島という素材については、いろんな幅広い層をターゲットに出来るので、しっかり活かしていきたい」
これらの調査を基に算出した瀬戸芸開催による経済波及効果は103億円で、2019年に比べると77億円減少し、開催した5回の中でも最低だったとしています。