およそ2か月に渡ってロシアによる侵攻が続く中、ウクライナ人の親子が岡山で平和を訴えました。語られたのは「生きることの尊さ」…楽器の演奏と歌に乗せ伝えました。


美しい歌声とウクライナの民族楽器、バンドゥーラの音色が会場に響き渡ります。能楽堂ホールtenjin9で開かれたチャリティー演奏会です。


(カテリーナさん)
「今、ウクライナで戦争が起きています。私に何ができるか…音楽しか出来ないです。でも音楽で平和を願って活動していけたらいいなと思っています」


ウクライナ出身のバンドゥーラ奏者・カテリーナさんです。19歳の時に音楽活動のため来日しました。母国ウクライナが戦争による被害を受ける中、楽器と歌で世界の平和を訴えて回っています。

「悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい」


客席にはカテリーナさんの母、マリヤさんの姿が。ウクライナの情勢が悪化した先月、日本に避難してきました。首都キーウに住んでいたマリヤさん。隣国・ポーランドの避難所を転々としながら、娘の住む日本にたどり着きました。

(カテリーナさんの母・マリヤさん)
「毎日爆撃の音を聞きながら、銃の音を聞きながら過ごすのはすごく怖かったです」
「正直、心の中はすごく複雑な状態です。今までロシア人の中でも友達や知り合いも沢山いましたけれど、戦争でお互いに戦っている立場で…まだ想像ができないというか考えるだけで辛い」

演奏会ではマリヤさんも平和への想いを歌に込めました。

(カテリーナさんの母・マリヤさん)
「いまウクライナで起きていることが日本で絶対に起きないように」「これからもずっと日本の空が青い空でありますように」

音楽を通してだからこそ伝えられることがあると信じて、音を奏でます。

(観客)
「からだに響いてくる歌声と曲でした」
(観客)
「母国の人たちになんとか役に立てることがあればという、そういう部分が心に
伝わってきた感じがしました」

(バンドゥーラ奏者・カテリーナさん)
「音楽で私が伝えたいのは「生きる」のは大切。大切な人たちと一緒に生きるのも大切。1日でも1秒でも生きる。本当に戦争がない平和でありますように」

音楽に平和への想いを乗せて…岡山の人々とともにウクライナに捧げた祈りです。