香川県の池田知事は、国が「新型コロナの感染症5類への引き下げ」の検討を始めたことを受け、準備を進めていく方針を明らかにしました。

きょう(23日)の定例会見で明らかにしたものです。新型コロナについては現在、「医療費を公費負担」し、原則「指定医療機関が入院患者を受け入れる2類感染症」に分類されていますが、国はこの春にも、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」への引き下げを検討しています。

池田知事は、引き下げについて理解を示し、香川県でも準備を進める方針を明らかにしました。

(池田豊人香川県知事)「医療機関、医療体制が整えられるように、見直しに向けてやっていくことが必要だと」

また、新型コロナの感染者数は減少傾向にあるものの、インフルエンザの患者発生数が1医療機関当たり9.38人と注意報レベルに迫っていることから、「医療ひっ迫を防ぐために感染防止策を徹底するよう」改めて呼びかけています。
