岡山市が計画を進める新しいアリーナの検討会議が開かれ、整備に伴う周辺交通への影響の見通しが示されました。シミュレーションの結果、極端な交通渋滞はなく「整備後も交通処理は可能」としています。

(竹内大樹キャスター)
「岡山市北区野田にあるアリーナの建設予定地です。その西にあります、こちらの市道。大きなイベントがあると多くの車で混雑するんですが、この道をなくすことで渋滞の緩和につながるといいます」

産官学の有識者らによるアリーナ整備検討会議で示されたものです。

(東京大学大学院工学系研究科 藤井秀樹准教授)
「隣の交差点の信号まで塞いでしまうというような渋滞になるのかというと、

それほどでもないかなという印象です」

シミュレーションは、岡山市がコンサルタントに委託して調査した交通データをもとに、東京大学大学院の藤井准教授が行ったものです。

対象となる区間は、アリーナ来場の主要動線である県道岡山倉敷線の7つの交差点で、北長瀬未来ふれあい総合公園に年間を通して最多の車が来場する日に、アリーナでもイベントが行われるという最も厳しい条件で交通量を解析しました。

それによりますと、現在の交通状況で最大の問題点は、アリーナの西側を南北に延びる市道です。イベント開始前には駐車場が満車で入庫できなかった車が、終了後には駐車場から出庫する車が集中しますが、

県道岡山倉敷線と接続する交差点は赤信号が約2分20秒なのに対し・・・

青信号はわずか7秒でした。

「(普段は)ここ車通り少ないじゃないですか。だから別に・・・」

Q.普段は気にならないけどイベントの時は?
「もうちょっと長くしてくれたら」

こうした状況を受け、市はこの市道をなくす事業計画を立てていて、

周辺を訪れる車は駐車場を出て右、東側の交差点から県道岡山倉敷線に進入するとしています。

この交差点周辺の車道を広げ、新たに右折専用レーンを設けることで渋滞を解消。周辺の交差点ではおおむね1回の青信号で並んでいる車列が進める想定であるとして、「アリーナ整備後も交通処理は可能」と結論付けました。

(大森雅夫岡山市長)
「何とか処理は可能だということであります。ただそれに安住することなく、交通量もそこそこのものにはなりますから、対策を講じて渋滞のないようにしたい」

市は公共交通機関の利用も促進するなどして渋滞緩和に努めたいとしています。