かつて国内最大規模の産廃不法投棄事件が起きた香川県の豊島です。岡山県の高校生が訪れ、事件と闘ってきた住民の男性から島が受けた被害の歴史を学びました。

豊かな島を蝕んでいた産廃不法投棄

(石井亨さん)
「ここは豊島事件の現場です。みんなが生まれるずいぶん前、1990年に兵庫県警が来て、日本中の人が知ることになった、当時我が国最大といわれた、有害産業廃棄物の不法投棄事件・汚染事件」

豊島にやってきたのは、朝日塾中等教育学校・高等部の7人です。より良い社会をつくる人材を育成する授業の一環で島で起きた事件を学びます。

住民のリーダーのひとりとして、闘ってきた石井亨さんが、島が受けた被害の大きさを伝えました。

(石井亨さん)
「廃プラスチック類をどんどん埋めていっている。埋めていけばいっぱいになるので、一方で燃やしている。野焼きの煙が毎日のように立ち上るようになる。これが1984年ごろからです。

沖で操業している漁師から空を飛んでいる鳥が煙に近づくと、空から落ちてくるのがたびたび目撃されるようになる」