不登校の子どもたち 過去最多
いま、不登校の小・中学生は全国で過去最多の35万人にのぼります(2024年度・文部科学省)。約26人に1人の割合で、12年連続で増加しています。
こうした中、岡山県の雲海に浮かぶ里山には、地元の学校になじめなかった子どもたちが全国から集まる全寮制の小・中学校があります。
そこで目にしたのは、一人ひとりに寄り添う先生たちと、励まし合う子どもたちの姿。
自分らしく成長していく子どもたちの日常を見つめました。
全国から集う...不登校に向き合う全寮制の小・中学校
12月、夜明け前の午前6時。この学校の一日が始まります。親元を離れた子どもたちが、寝食を共にする寄宿舎です。

(寄宿舎職員 木口仁美さん)
「もうみんな下におりましたよ。もう声かけに来ないよ。早くおいで」
起きてすぐ、1キロの散歩。早起き、散歩、朝ごはんが寮生活の基本です。

1995年に開校した「おかやま希望学園」、全国から小中学生が集まります。
学校といっても、食事・入浴・寝るときも一緒。家族のような関係です。
笑顔の絶えない毎日ですが・・・それぞれに、悩み・苦しんだ過去がありました。

(有希さん(小5))
「笑顔がなかった暗い表情の子だった」

(王雅さん(中3))
「一時期死のうかと考えたりしていまして、小6くらいからおっても意味ないなって」
変わりたい・・・たどりついたのが、この場所でした。
(基さん(小5))
「基です。よろしくお願いします。本当は家に帰りたいんですよね。寂しくて」
やり場のない思いも受け止めてくれる先生、わかり合える仲間がいます。
(有希さん(小5))
「徐々に笑顔を取り戻していった」
「笑顔担当」
(王雅さん(中3))
「苦しくても好きなことを続けられたからここにいるのかなって」
つまずきながらでも、少しずつ前へ。過去も、違って見える日がきっと来るはず―
(吉備高原のびのび小学校 森岡 浩美 校長)
「これからがこれまでを決めるという言葉が大好きで。
『変われるよ』って。『これからなんだよ』って」

(王雅さん(中3))
「お母さんへ。15年間お世話になりました。これまでたくさん迷惑をかけて・・・」

決して“自分”を諦めなかった子どもたちと、寄り添う教育者。里山の学校でともにつくる“これから”=未来への歩みを見つめました。










