広島や長崎で原子爆弾の被害を受けた人を親や祖父母に持つ、被爆2世や3世が、遺伝的影響が否定できないとして健康診断の項目拡充などを岡山県に要望しました。

原爆の放射能による遺伝的影響が否定できず、健康不安を抱えているとして要望書を提出したのは、岡山「被爆2世・3世の会」です。

国が県に委託し、実施している被爆2世健診の項目の拡充などを要望書にまとめ、被爆の影響が懸念されるがん健診の追加などを県に対して求めました。

(岡山「被爆2世・3世の会」 加百智津子代表)
「子や孫までにも影響するのではないかということでずっと悩み苦しみ続けている。県としての働きかけもしていただきたい」

岡山県は被爆2世健診などは国が実施するもので、健診項目の拡充については中国地方知事会を通じ、すでに国に要望していると回答しています。