巧妙化し後を絶たない詐欺被害です。香川県内に住む60代の女性が、SNS型投資詐欺であわせて3,750万円をだまし取られたことがわかりました。専用アプリをダウンロードさせ、登録させるなどの手口です。

警察によりますと、被害にあったのは香川県内に住む60代の女性です。

被害にあった経緯は以下の通りです。
〇女性は今年8月25日ごろ、スマートフォンで著名な投資家を名乗る男性が、優良銘柄の株を教えるという広告をみつけLINE登録し、男性とやり取りをするようになりました。
〇男性から株取引についてアシスタントの女性のLINEを登録して相談するよう促され、アドバイスを受けるようになりました。
〇女性は勧められるままにAI技術で自動的に分析・購入できるプランへの参加を決め、アプリストアから専用アプリをダウンロードし、名前や携帯電話番号を登録、専用口座開設のためと求められ身分証明書をアップロード、アプリのカスタマーサポートのLINEから指示された口座にネットバンキングで株の購入資金などあわせて3,750万円を10月28日から11月18日までの間に10回にわたって振り込みました。

その時点でアプリ上では利益が1,000万円を超える金額にみせかけられていたということで、女性は保有している口座の銀行から問い合わせを受け、被害に気付いたということです。

警察ではSNSで「投資でもうかる」などのやり取りは詐欺を疑ってほしい、また振込先の口座が個人口座や、その都度変わる場合は詐欺と考えてほしいなどと注意を呼びかけています。