インフルエンザの患者が急増し岡山県では先週(11月28日)警報が出されました。岡山・香川では100以上の施設で、きのう(12月1日)学年・学級閉鎖が発表されるなど子どもたちの間で主に感染が広がっています。今年の特徴や収束の見通しについて医師に聞きました。

統計開始以来 季節性としては最も早い警報

(街の人)
「きょう(1日)(ワクチンの)注射をしてきました。今年は早く流行っているっていうから。」

「臨時休校になったことがあった最近。2週間くらい前。」

「昨年(子どもが)かかりました。けっこう熱が高くてぐったりしていました。園ではまだ流行っていなくて、これからかな。園で流行りだしたら絶対もらってくるから。」

岡山・香川でも患者が急増しているインフルエンザです。

新型コロナ予防で多くの人が感染対策を徹底していた5年前は、ほとんどインフルエンザは流行しませんでしたが、ここ数年は流行の山ができるようになり、今年は2000年の統計開始以来季節性としては最も早い11月28日に岡山県で警報が発令されました。

全国で猛威を振るっているのが、サブクレードKというA香港型の変異株です。どのようなものなのか、岡山市立市民病院の洲脇副院長に聞きました。

(岡山市立市民病院 洲脇 俊充 副院長)
「われわれが今まで持っていた免疫をすり抜ける力が強いために流行が早かったり、免疫が十分に出来上がっていない子どもさんに流行しているのかなというところですね。」