物価高騰が続く中での「運賃値上げ」

個人タクシーの運転手からは、物価高騰が続く中での運賃値上げに安堵の声が聞かれました。岡山県では、きょう(27日)から700円の初乗り区間が、これまでの1.25キロから1.1キロに。また、500円から利用できる近距離用の短縮運賃も、区間が684メートルから600メートルに変更されます。約2年ぶりの改定に利用者は・・・

(利用者)
「物価が上がるなら、運賃が上がるのも仕方ないかなとは思うんですけど、ただ利用する側としては、歩ける距離なら頑張って歩こうかなと思います」

背景にあるのは、ここ数年で顕著になった業界の不振です。

岡山県内の法人タクシーの旅客収入は、コロナ前の2018年度が約138億2300万円だったのに対し、昨年度は約2割減の117億3900万円となっています。

業績が低迷を続けることで、ドライバーの待遇改善に踏み切れる事業者が少なく、業界全体が人手不足に。県内の事業者を取りまとめる岡山県タクシー協会の神宝専務理事は、今回の運賃改定がこうした現状の打破につながればと話します。

(岡山県タクシー協会 神宝博専務理事)
「運賃を値上げさせていただいて、乗務員不足の解消にしっかりと取り組める経営基盤が整えばいいかなと」

またタクシー協会では、今回の改定で見込まれる増収分を、配車アプリなどのサービスの拡充にも振り分けていきたいとしています。