岡山市中心部で開かれている現代アートの祭典「岡山芸術交流」。参加している海外のアーティストと日本の詩人のトークイベントが、きのう(7日)開かれました。

岡山芸術交流の関連イベントとして開かれたトークセッションです。スイスから参加するハンス・ウルリッヒ・オブリストさんが、作品制作の過程で関わった詩人の吉増剛造さんを招き、芸術のあり方などについて対談。

前衛的なスタイルの現代詩で知られる吉増さんについてハンスさんは、「素晴らしい詩人の一人」と称賛しました。

一方、吉増さんは、詩を制作する上での言葉との向き合い方について語りました。

(詩人 吉増剛造さん(86))
「痕跡というよりも、ほんの小さな傷みたいなものが命になって語り始めることがある」

11か国のアーティストが参加している岡山芸術交流は、今月(11月)24日まで開かれています。