善通寺市にある弘法大師ゆかりの総本山善通寺で、本尊のほこりを落とす年末の恒例行事お身ぬぐいが行われました。

西暦1700年に作られた善通寺の本尊・薬師如来です。




病人に薬を施したとされる薬師如来が左手に持っている薬の壺が取り外され作業が始まります。

本尊の膝の上に上がった僧侶がはけやはたきを使い1年間にたまったほこりを落とします。

コロナ禍に振り回される今の世の中が鎮まるように祈りながらの作業です。

(総本山善通寺 中嶋孝謙さん)
「薬師如来さまですので病気平癒ということで活躍されている仏様ですので、薬師さまの力を借りて来年コロナが減っていくことを願っています」


善通寺は来年、弘法大師生誕1250年の区切りの年を迎えることから、多くの人に訪れてほしいとしています。