熱帯低気圧は台風に発達するのか?気象予報士が解説
発生する見込みの熱帯低気圧について、RSK山陽放送の宮本大句見気象予報士に解説してもらいました。
(宮本 大句見 気象予報士)
「あす(4日)午前9時の予想天気図では、カロリン諸島に新たな熱帯低気圧が発生する見込みです。衛星画像でも台風25号の東側に発達した雲の塊が見られます。」
「現在、フィリピン付近を中心に日本のかなり南の海上では対流活動が活発になっている状況です。海面水温の高い領域が広がっており、台風のエネルギー源である水蒸気が供給されやすい環境であるため、発達する可能性があります」
(宮本 大句見 気象予報士)
「雨と風の予想では、カロリン諸島に反時計回りの渦が見られます。次第に渦が明瞭になりながら北西に進み、来週木曜日ごろになるとバシー海峡付近に位置する見通しです」
「中心付近の風速も強くなる予想になっています。今後の渦の進路において重要になってくるのが、太平洋高気圧です。日本の南の海上にある太平洋高気圧の縁を回って予想よりもやや北上して、沖縄付近に近づくことも考えられます」
「ただ、まだシミュレーションによっては進路や発達の予想の差が大きいため、最新の情報に注意してください」
【画像④~⑫】は4日~13日にかけて1日ごとの雨と風のシミュレーションです。










