岡山県倉敷市の三菱自動車水島製作所で、今月(10月)29日に発売された新型「デリカミニ」の生産ラインが公開されました。

コンベアに乗った車が工場内を進みます。倉敷市にある三菱自動車水島製作所で、おととし5月に発売され、初めてフルモデルチェンジされた「デリカミニ」が次々と組み立てられます。

「デリカミニ」は昨年度、三菱自動車の車種では最も多い3万9,632台が販売され、新型はおととい(29日)発売されました。

(三菱自動車水島製作所 松村真次所長)
「あらゆるシーンで使える車に仕上がっているんじゃないかなと。デイリーユースもそうですし、ちょっと遠出に出かけたりとか、キャンプに出かけたりだとか」

水島での生産実績は、2022年度の約24万台から、約27万台、約26万台と推移しています。国内の自動車産業はアメリカの関税措置の影響を受けていますが、水島工場では主に国内向けの軽自動車を生産しているため、影響は少ないということです。

(三菱自動車水島製作所 松村真次所長)
「昨年が26万台ちょっとの生産でしたが、今年はそれ以上を目指してがんばっているところですので、米国の関税そのものが大きくうちの生産台数に響いているという状況ではございません」

新型「デリカミニ」の販売目標は月4,000台で、水島製作所では目標達成に向けた生産を行うということです。