岡山市が整備を計画している新アリーナについて、大森市長が今月中に岡山県の伊原木知事との協議の場を求めていたことに対し、知事は「前に進めるための変化は起きていない」として、改めて協議の必要性を否定しました。

けさ(29日)の定例会見で述べたものです。岡山市は整備を計画している新アリーナについて、今月中に市長と知事の対面での協議を求めていましたが、県は昨日(28日)応じない姿勢を示しています。その理由について伊原木知事は、今月行われた岡山市長選挙の際、各メディアが行ったアンケートが概ね建設に反対する意見の方が多かったことや、建設の白紙撤回を掲げていた他の3候補の合計得票数が、当選した大森市長の得票数を上回ったことなどを挙げています。
(伊原木隆太岡山県知事)
「前向きな意味で状況は変わっていない。後ろ向きの意味では新たな色々なデータは出てきたかもしれませんけれども、少なくとも前に進める変化は起きていない」
一方で、建設を求める署名が50万筆を超えた新スタジアムについては、前向きに検討したい意向を改めて示しました。










