接近中の「3I/ATRAS」 恒星と異なる動きをしているのが分かる

【画像④】〇の中心にあるのが「3I/ATRAS」

【画像④⑤】と動画は、美星天文台が、2025年7月24日午後10時ごろ、口径101cm望遠鏡で撮影しました。

動画は、美星天文台の前野将太さんが、複数枚の静止画を GIF アニメーションにしたものです。画像の中央やや右に 3I/ATLAS があり、周囲の星(恒星)に対して右方向へ動いています。

彗星が太陽系の中を移動しているため、自転する地球からは、恒星とは異なる動きをしているように見えるのです。

【画像④】は、中央で点状に写った物体が 3I/ATLAS で、恒星は、地球の自転によって動いて見えるため線状に写っています。
(複数の静止画を 3I/ATLAS が中心になるように位置合わせをして1枚に合成)

【画像⑤】彗星が動いているのが分かる

【画像⑤】は、天体の動きが分かるように画像の一部を切り抜き、縦に3枚並べています。

彗星はとても暗いですが、10分程度で視野の中を移動している様子が分かります。