全国的に課題となっているのが物流業界のドライバー不足です。長時間労働や高齢化などさまざまな原因があるなか、ドライバーの魅力を感じてもらおうという企業説明会が倉敷市で開かれました。

(日の出運輸西日本倉敷食品事業所 守廣将史さん)
「物流が止まると社会が止まってしまうんですよ。物が届かなくなるんでね。そんな社会の大事な役割を物流業界は担っていると考えています」

説明会は、近年課題となっているトラックのドライバー不足を解消しようと、ハローワーク倉敷中央と岡山市の日の出運輸西日本が開いたものです。

国の調査では、昨年度、全国でトラックドライバーの職を求める人は求人に対して半分以下でした。

「今乗れますので、10トントラックの目線の高さがどんなのか」

説明会には、20代から60代までの男女17人が参加。

参加者は、実際に大型トラックの運転席に乗り込み、そこからの景色を体感していました。

(参加した30代女性)
「女性でもそんなに難しくなく働けるのかなと思いました」

(参加した20代男性)
「自分は車の運転が好きなので、ドライバー職に就けば好きな車に乗れるしいいかなと。何で人が減るのかなと思うんですけどね」

(日の出運輸西日本倉敷食品事業所 濱本博司所長)
「いくらか興味を持ってもらっているということで安堵しています。やはり(物流は)生活の一部になっていますので、そのあたりは肝に銘じて真剣にこれからも取り組んでいきたいと思います」

私たちの生活に欠かすことのできない物流。その一翼を担うドライバーの確保に向けた取り組みが続きます。