ユネスコの無形文化遺産に、「日本の風流踊」が登録したことを受け、風流踊のひとつ「白石踊」が伝わる笠岡市の白石島で、記念セレモニーが開かれました。

人口およそ400人の白石島。

島の盆踊りが、和食や歌舞伎などとともに、世界から認められました。

(白石踊会 河田裕善会長)
「みなさんの踊る糧にはなると思います。世界に認められたということは、非常に我々も自信を持っていいのではないか、という気持ちがある」

「源平水島合戦の戦死者の弔いが始まり」と伝えられる、白石踊。

一つの音頭にあわせて「男踊り」や「傘踊り」など、何種類もの踊りを同時に踊るのが特徴です。


きのう(4日)は、島の内外の人びとによる総踊りで、登録を祝いました。

(白石踊を学ぶ高校生)
「ここまで続いているのは、地域の人であったり島の人のおかげだったりするのかなと思います。この白石島を全国に知ってもらって、世界の人でもこの踊りを踊れるようになってもらったら嬉しい」

「風流踊」は、このほか真庭市の「大宮踊」。香川県の「綾子踊」や「滝宮の念仏踊」など24都府県41件の国指定重要無形文化財で構成されています。