裁判で男の主張は?

これまでの裁判で、被告の男は、
「自分の犯した罪が許されず、罪とどう折り合いをつけて被害者の方にどう反省を、償いをするべきかゆっくり、ゆっくりとですが、考えさせてください」
などと、涙を流しながら述べていました。

そして弁護側は、
「深く反省している」
「更生意欲は高い」
として、懲役5年を主張していました。

これに対して、検察は、

「被害者に何ら落ち度はなく、被害者に対する強い執着心と強固な殺意に基づくストーカー的な犯行で、生命軽視の程度も甚だしい」

「男が事実を認めて、反省の弁を述べていることなどを有利に考慮しても、「男女関係」に端を発し、刃物類を使用して加療期間1か月以内のけがを負わせた殺人未遂事件の中で、重い部類に属する」

として、懲役10年を求刑していました。