幼虫の駆除方法は?
「とはいえ、やはりイモムシ自体が大嫌いで、葉を食い荒らされるのが嫌な方にとって、特に大食漢の幼虫は小ぶりなサンショウの木であれば葉っぱを残さず食べてしまい、ここまで食べられると木の元気がなくなり、新芽まで残らず食い尽くされるとさすがに枯れてしまうこともあるので、害虫として捉えられることもありますね。
なんだかサンショウやミカンの香りが庭にうっすら広がり、木の近くでぱりぱり音がしたら要注意です。対処法は、そんなに大きくない庭木や鉢植えであれば「テデトール」が有効です。
アゲハチョウの仲間の幼虫は大きいので、よく見ると存在を確認できます。そう、手で取ってしまうのです。殺虫剤を使わなくても、見つけ次第つまんで捨てるか、強めに枝をゆすって落として手で取ってしまう方法が有効ですね。
幼虫の見分け方ですが、クロアゲハの幼虫は小さいうちは黒地に白があり、ちょっとブツブツしたようなイモムシであまり動かず、まるで鳥の糞のよう」

「脱皮を重ねて大きくなった幼虫はきれいな黄緑色になんだか不思議な模様があり(【画像②】)これはよく見るとヘビの頭に擬態したような模様があります。大型の幼虫は頭を振り上げて威嚇し、ゆらゆらまるでヘビが鎌首をもたげるような威嚇をしてきます。
さらに刺激すると、にゅっとY字型の臭角を出して臭いにおいを出してきます。鳥のような捕食者に見つからないように、威嚇して追い払えるように進化した姿です」