まるで「動く和室」なんと、それは「アトリエカー」!

武久さんがいる場所、実は工房やスタジオなどではなく、車の中。キャンピングカーでもキッチンカーでもない、その場で絵が描けるアトリエカー【画像④⑤】です。「日本画の道に進む」と決意して特注で作りました。

【画像④】
【画像⑤】

2年前に卒業した東京芸術大学では日本画を専攻。今年6月からアトリエカーで全国を旅しながら、出会った風景を描いています。アトリエカーの内装には、武久さんの画家らしいこだわりが詰まっています。

(武久輝也さん)
「中は和室をそのまま移動させるようなイメージで作りたかったので、そういう中では地面に絵を寝かせて描くタイミングが必要だったりして、そういう意味を含めて、こういう所【画像⑥】はもうフルフラットと」

【画像⑥】

中には畳が敷かれ、壁には大きな窓を取り付けて開放的に。

(武久輝也さん)
「こうやって【画像⑦】座って絵を描いたりして、たまにぼーっと眺めたりしながら絵を描いたら、はかどったりします。」

【画像⑦】

和紙や筆などの画材道具はすべてこの和室に収納、筆を洗う流し場も完備しています。さらにはエアコンも。

(武久輝也さん)
「この中では電気代はかかっていないですね。ソーラーの発電と走行充電がついてるんで」

【画像⑧】

この「アトリエカー」の旅で、これまでに北陸や関東など、10都府県を巡りました。