瀬戸内国際芸術祭で人気の香川県の豊島で、ある乗り物のレンタルがきょう(19日)、始まりました。東南アジアで見かけるあの乗り物を進化させた交通モビリティです。

その乗り物とは、タイなど東南アジアで親しまれているトゥクトゥクです。

(坂本良太郎記者)
「こちら、ガソリンではなく電気で動く電動トゥクトゥクです。エンジン音がしないのでとても静かに走れます」

1回の充電で走行距離は100キロから120キロ。豊島1周が約12キロなので、途中で充電が切れる心配もありません。料金は2時間、3500円からで、普通自動車免許を持った20歳以上であればだれでも借りることができます。

(瀬戸内アイランドクルーズ 川口修社長)
「(観光客が)集中してしまうと車両や移動する手段が足りないということで、ここに配車することになりました)

今年の瀬戸芸春会期には約5万人が島を訪れました。一方、移動手段はバスや自転車などに限られていました。そこで新たな交通手段にときょう、始まったのがトゥクトゥクのレンタルサービスです。すでに20件以上の予約が入り、出だしも好調ということで、車両5台を来月、10台に増やす予定です。

(瀬戸内アイランドクルーズ 川口修社長)
「自然とか風とか島民の方とのおしゃべりとかを感じながらドライブできる」

運営会社はこのサービスを今後は他の島にも広げていきたいとしています。