母親にあてた遺書「死ぬのは怖くありません」
いつ死んでもいい・・・母親にあてた遺書を常に持ち歩いていました【画像⑤~⑦】。将来など全く描けない、絶望の日々でした。
「今まで死ぬのは怖かったが、今は怖くありません。人はいつか死ぬから」
「生まれてきてすみません。今までありがとうございました」



親族の虐待に気付けなかった母「一緒に逝ってやろうと」
2人の子供を養うため、母・圭子さん【画像⑨】は女手一つで必死に働いていました。祖母の内縁の夫による虐待には、気づいていませんでした。

(母・金関 圭子さん)
「いろいろ問題があった時に、メールが来たんです。『人生はまだ、生きてて楽しいことはあるんですか?もともと、生きていてはいけない人だったんですね』って」

「もう当時の私は崩れ落ちるような感じ、『ここまでつらいんだ、苦しいんだ』っていう。どうやってこの思いを受け止めてあげよう、っていう」
「究極の話では、拓海が死ぬことを選択してしまうんだったら それはそれで1つの選択で、『私も一緒に逝ってやろう』と思いました」

「長男を残してしまうことには申し訳ないと思ったけど、それでも拓海が行き場がなくって、それが本人にとって幸せなんだったら、この世を経験させたものの責任として一緒に逝ってあげようと」
