「瀬戸内国際芸術祭2025」の夏会期が始まりました。初めて参加する香川県の東かがわ市とさぬき市ではオープニングセレモニーが行われました。

郷土芸能が盛り上げる東かがわ市のオープニングセレモニーです。瀬戸芸夏会期は、初参加となる東かがわ市の引田エリアと、さぬき市の志度・津田エリアなど、11のエリアで開かれます。

(上村一郎東かがわ市長)
「おもてなしの心を持って、たくさんの方々に東かがわ市引田を楽しんでいただきたいと思います」

(総合ディレクター 北川フラムさん)
「発酵文化ですね。そういったものをやっていた部分をちゃんとおさえる。手袋を本当に世界一のブランドにしていくために動こうと」

引田エリアの見どころは、醤油や手袋など地元の産業から着想を得たアートです。酒蔵だった邸宅に展示されたこの作品は。発酵の化学反応を桶と光、映像で表現しています。

手袋ギャラリーには、高さ3メートルの巨大な手袋が展示されています。地域の人たちが、古着の布地を使って、月まで届くようにとの思いを込めて編みました。

(訪れた人)
「作品たちが生きている感じがすごいしますよね。この手袋に集まって、ここで宇宙に旅に出ているというストーリーをすごく感じました」

(地元の人)
「今回初めてなので、ぜひ大勢の方に来ていただいて、引田をアートを中心に盛り上げていきたい」

志度・津田エリアでは、津田の松原にあるメガネのレンズを使った空間アートも見どころのひとつです。夏会期は今月31日までで、各会場は、暑さ対策をしながら楽しんでほしいと呼びかけています。