北海道で90代の女性が熱中症の疑いで死亡
きょう(23日)、北海道斜里町で90代の女性が熱中症の疑いで病院に搬送され、その後、死亡が確認される出来事がありました。死因は熱中症と見られているということです。
また、今月(11日)大阪府吹田市の住宅で、89歳の男性と92歳の女性とみられる遺体が見つかる痛ましい出来事もありました。
発見された当時、警察は「室内にエアコンは設置されておらず、警察は2人が熱中症で死亡した可能性がある」とみて、調べを進めていたということです。
各地で相次ぐ、高齢者が熱中症疑いで命を落とす出来事。
「エアコンの使用を躊躇する」高齢者が多い
国内の家電機器メーカーが行った調査では、
・「熱中症で救急搬送された人の半数以上が高齢者」
・「熱中症を発症した場所は『住居』が3割以上」
・「熱中症対策の一つとして『エアコン』が重要であるものの、現状、様々な理由から使用を躊躇する高齢者がいる」
ということです。(三菱電機 2021年度調査)

熱中症から命を守るため、高齢者に「エアコン」を使用する重要性をどう意識づけしていくのか…。
介護支援事業所の代表で、看護師・主任ケアマネージャーの寺岡純子さんが、「介護の現場で得た経験」や「高齢者の親を持つ家族との話」をもとに提言しています。