「野生のきのこ」は採らない・食べない
ー散歩中の公園やハイキングなどで「きのこ」を見つけた場合、どのような対応が求められますか?
(岡山きのこ研究会・小谷美喜さん)
「野生のきのこは、絶対に自己判断で食べないようにしてください。
昔から食べられていて美味しいものもありますが、見た目が似ているきのこが非常に多く、専門家でも間違えることがあります。」
「さらに、現在も名前のついていないきのこや、DNA解析でも同定が難しい種類が多数存在しています。」
「たとえば、2004年までは食用とされていた『スギヒラタケ』が、一部の方々にとって急性脳症を引き起こす可能性の高い毒きのこと推定され、以降は摂食が禁止されています。」
小谷さんは、野生のきのこを採取してはいけない理由は他にもあると言います。
(岡山きのこ研究会・小谷美喜さん)
「公園や、ハイキングで見つけたきのこを採集した場合、
「安全で美味しいきのこは、信頼できる栽培されたものを選びましょう。
健康のためにも、安易な野生きのこの採取・摂食は絶対に避けてください。」
〇岡山きのこ研究会(2012年に創設)
専門家とアマチュアで構成される同好会で、現在の会員数は40人余りで、幅広い世代のきのこ愛好者が参加。きのこアドバイザーが10人程度在籍し、初心者から経験者までが学び合う。
観察や同定を通じて、自然への理解を深め、持続可能な自然保護にも寄与することを目指す。










