岡山県は鳥インフルエンザが発生した倉敷市の養鶏場で進めてきた鶏の殺処分がきょう(31日)深夜にも完了すると発表しました。今後の防疫措置を経て異常がなければ、来月(11月)下旬にも周辺の農場にかけられている出荷や移動の制限が解除される見通しです。


岡山県庁で開かれた会議で県が明らかにしたものです。岡山県は28日から高病原性鳥インフルエンザが発生した倉敷市の養鶏場で進めてきたニワトリ17万羽の殺処分について、きょう(31日)夜遅くに完了するということです。


今後はエサなどの処分や消毒といった防疫措置に取り組みます。防疫措置は来月(11月)4日に終える予定で、その後、10キロ圏内にある8つの農場で異常がなければ、16日に鶏などの搬出制限が、25日に移動制限が解除される見通しです。


(伊原木隆太岡山県知事)
「とにかく急ぐけれど、焦らないということで、一つ一つの作業をきちんとしてもらうように繰り返しお願いをしております」


これまでに国内で人が鶏などの肉や卵を食べて鳥インフルエンザに感染した事例は報告されておらず、岡山県は引き続き風評被害の防止に努めていくとしています。