きょうから5月です。岡山の官公庁や企業ではノーネクタイなど軽装の勤務で夏場の消費電力を抑える「クールビズ」が始まりました。さらに、県は「デコ活」と呼ばれる新たな運動も広めたいとしています。

例年よりもやや暖かい一日となったきょう、岡山県庁にはノージャケットや腕まくりのシャツ姿で登庁する職員の姿が多く見られました。
(岡山県職員)
「ちょうど暑くなってきたのでネクタイを外せてかなり今日は爽快に通勤できました」「上着がいらないので荷物も減っていいかな」
岡山県はきょうから「クールビズ県民運動」を始めました。県民に軽装勤務などを促すとともに夏場でも室温を28℃程度にするよう呼びかけるものです。
エアコン需要の高まる夏に向け消費電力を減らし温暖化防止につなげるのが狙いです。
(岡山県脱炭素社会推進課 福永健太さん)
「冷房時の室温は28度を目安として気候や体調などによって個人の柔軟な対応で取り組んでいただければ」
また、近年は環境省が「デコ活」という新たな国民運動を提唱。脱炭素=「デカーボナイゼーション」と「エコ」を組み合わせた言葉で、普段の生活から炭素を減らすことを意識しようというものです。
(岡山県脱炭素社会推進課 武下由佳さん)
「クールビズは脱炭素につながる国民運動である「デコ活」の取り組みのひとつでもあります。クールビズはもちろんですが、省エネの家電を使用したり、電気自動車に買い替えたり、脱炭素につながるような活動を取り組んでいただければ」
クールビズ県民運動は10月末まで続けられます。