地元で取れた野菜や果物などを学校給食で使うための費用を“ふるさと納税”で募るプロジェクトを瀬戸内市が始めます。食育の推進と生産者の保護を目指します。


瀬戸内市の武久市長が記者会見で明らかにしたものです。瀬戸内市があす(26日)から始める「食のしあわせプロジェクト」は、市が野菜や果物といった地場産物を生産者から直接購入し、学校給食で使おうというものです。


資金は“ふるさと納税”制度で集めます。市が去年、学校給食で使った地元の野菜の割合は全体の6%にとどまっていて、この割合をあげることで、子どもの食環境を守るとしています。
(武久顕也瀬戸内市長)
「子どもたちに安全な食材を提供していくことを、地元の食材を通じて実現していきたい」

また、購入を通じて地元の生産者の支援にもつながるほか実質、市が給食の材料費を負担することになるため、給食費の値上げも抑えられるとしています。申し込みは瀬戸内市のホームページなどから行なえるということです。