案内役は小学6年生 大好きな学び舎の景色をVR動画に
津賀小学校は、明治6年に加茂小学校として創立されました。全校の児童が140人以上いた時もありますが、近年、児童の数は激減。来年度から近隣の学区と統合され、児童は新たな学校へと移ることになりました。
(津賀小学校 宇江賢校長)
「もう今後、学校の中にはなかなか入ることができない。その前に、いつでも『こんな教室だったな』というのがよみがえるような形で、それも最後の子どもたちの案内で」
閉鎖されてしまう、学校。岡山市の企業に依頼したのは、まるで校舎の中に居るかのように見たい場所を見ることができるVR動画です。
【VRの映像】
「職員室の思い出は?」
「配りものを取りに行ったり、放送とかをしたことです」
撮影では、6年生が案内役となって各教室を回り、校内の景色を大切に記録していきました。

(津賀小学校 6年生)
「ここが校長室です」
「悲しい。人数少ないしなって思って。自分たちが最後の卒業生だと(改めて)思いました」
「最後まで楽しく明るく過ごしたいです」
ー学校のお気に入りの場所は?
「音楽室かな。音楽自体はあんまり好きじゃないけどなんか落ち着く」
「5、6年教室。みんなと話したりする」
「校門。大体そこを見れば『津賀小』というのが分かるから」

【VRの映像】
(男子児童たち)
「ここが3、4年教室です。俺らもあれぐらい勉強できたらええな」
「しとるやろ」
(女子児童たち)
ー好きな教科は?
「国語」
ー国語のどんなところが好きなん?
「え?漢字」「漢字?…同じ!」
大好きな学び舎で過ごす時間も、あとわずか。津賀小学校は、まもなくその歴史に幕を閉じます。

今回撮影された映像は、来月(3月)中旬にユーチューブの吉備中央町公式アカウントで公開される予定だということです。










