人口減少や少子高齢化が進む中、市民の移動手段を確保しようと、香川県三豊市で自動運転技術を取り入れたバスの実証運行の開始式が行われました。
自動運転バスの実証運行は、三豊市とNTT西日本などが共同で実施するものです。
開始式では、山下昭史市長らがテープカットをしました。

フランス製で、10人乗りの電気で動くバスを使います。
(茅原淳記者)
「こちらの自動運転バスにはハンドルやブレーキ、アクセルは見当たりません」

コンピューターがカメラやセンサーで周辺の状況を判断し、運転を制御。片道3.3キロを時速約20キロ、18分で結びます。
ドライバーが一部操作する「レベル2」で行われますが、将来的には一定の条件のもと自動運転ができる「レベル4」を目指します。
(山下昭史三豊市長)
「持続可能な移動手段として行政が続けていくためには、ドライバーがいなくて自動運転ができるということが大きな意味を持つと思っています」
実証運行は、あす(28日)から来月(2月)7日まで1日5往復行われ、予約すれば誰でも無料で乗ることができるということです。