今年、さらなる活躍が期待される岡山・香川ゆかりのアスリートや著名人に聞く「新春インタビュー」です。今回は、香川県高松市出身の高校生レスラー・吉田泰造選手。昨年、日本人最年少でアジア選手権を制覇し、高校生初の全日本2冠を成し遂げました。3年後のロサンゼルス五輪出場を目指す若手の有望株です。

2024年は自信がついた1年 史上初とか最年少という言葉が好き

高松北高校3年で、レスリング部に所属する吉田泰造選手です。昨年は国内外の大会で数々の記録を塗り替えました。

(吉田泰造選手)
「2024年はシニアのアジア選手権で優勝することができて自信がついた1年で、アジア選手権優勝は日本人最年少、全日本2冠が高校生で初めて、史上初とか最年少という言葉が好きなのでとても嬉しいです」

先月の全日本選手権・決勝では、優勝経験がある年上の選手を相手に1ポイントも与えず優勝。圧倒的な力の差で高校生活最後の大会を締めくくりました。強さの秘訣はリング際のかけひきで、幼少期に取り組んだある競技が活きているといいます。

(吉田泰造選手)
「自分のストロングポイントは、背景が相撲というところです。相撲の相手を押す力や、土俵際でかわしたり相手の力を流したりという動きや技術はレスリングのグレコローマンスタイルには特に活きてくるので、地道に前に出て相手の体力を奪ったり、場外に押し出したら1点を獲れるので、その1点を狙うのが自分のプレースタイルです」