事故を他人事として捉えないで 父親の訴え

大地さんの事故をきっかけに、愛媛県では全国で初めてすべての県立高校でヘルメットの着用が義務化されました。現在は法律で利用者に努力義務が課されているヘルメットの着用。

渡邉さんは事故を他人事として捉えないでほしい、自転車に乗る時には必ずヘルメットを着用してほしいと伝えました。

(渡邉明弘さん)
「交通事故は一瞬にして家族の平和を奪います。それは被害者であっても、加害者であっても同じです。今ある命を守るために、そのことを深く記憶に留めておいてください」

(参加した学生)
「自分と年齢が近いので、めちゃくちゃ怖いです。自分もありえるんだなと実感しました」

(参加した学生)
「しっかりとヘルメットを着用することで命を守れるので、自分が意識してやることが大切なのかなと思いました」

(渡邉明弘さん)
「車を無くすことができないんだったら、防衛策を考えていくしかない。学生の子たちはヘルメットをかぶることが、やれることのひとつだと思っています」

【スタジオ】
警察によりますと、昨年7月時点の自転車のヘルメットの着用率は、岡山県では11.5%、香川県では8.5%となっていて、いずれも全国平均の17%を下回っています。1人でも多くの人に命を守るための行動をしてもらいたいです。