岡山県吉備中央町で「ICT」を活用した、新たな子育て支援が始まりました。妊娠中の母親や子どもの健康状況を記録する「母子手帳」がスマートフォンで使えるようになります。
吉備中央町で運用が始まったのが、「紙」ではなく「スマホ」で情報を管理する、母子健康手帳「ウィラバ」です。

説明会には出産を控えた妊婦や子育て中の母親が参加しました。

(解説動画より)
「外出先で赤ちゃんが発熱母子健康手帳を忘れてきちゃった。こんな時でも、いつでも『あなたのスマホ』から情報を見ることができます」
これまでの紙の母子手帳と違い、かさばらずにに持ち運びができ、クラウドでデータを管理するため、紛失の心配もありません。

(母親)
「電子化して残すのも、今の時代いいなと思いました」

「かさ張るので荷物が重いな、というのがあったので、ウェブだとすぐに見られるし荷物が軽くなるのでいいと思いました」

吉備中央町は今年3月に、全国で初めての「デジタル田園健康特区」に指定され、デジタル技術の活用で健康や医療の課題解決を進めています。

(山本雅則 吉備中央町長)
「産み育てて吉備中央町でがんばってみよう、と思えるような取り組みになるだろうと思っています。最新の技術を体感していただければ、ありがたいと思います」

医療データだけでなく、思い出の写真なども保存できる次世代の母子健康手帳です。