原爆投下直後に降った黒い雨を浴びた記憶があるものの、被爆者と認定されなかった岡山市の女性が、被爆者健康手帳の交付などを求めて岡山地裁に提訴しました。
岡山県内では初となる黒い雨訴訟です。岡山地裁に訴えを起こしたのは、岡山市に住む83歳の女性です。1945年8月6日、当時4歳だった女性は広島県旧津田町の自宅近くで黒い雨に見舞われたといいます。
(原告の女性)
「真っ暗くなって雨が降り出したので、黒い雨が」
女性は今年3月、国の新基準に基づいて岡山県に被爆者健康手帳の交付を申請。しかし、「黒い雨に遭ったことを客観的に確認できる資料がない」などとして、申請が却下されました。
(原告の女性)
「80年も経ってから証拠品をどうのこうの言われても、私たちの当時の家もほとんどきれいな家になっているから、証拠品を出せと言われても無いと言った」
女性は県の処分の取り消しなどを求めて岡山地裁に提訴。黒い雨に遭ったことが確認できるかが主な争点です。提訴後の会見で担当弁護士は、女性が被爆者健康手帳を受け取る正当性を主張しました。

(則武透弁護士)
「(女性の)供述自体にも非常に具体性があって信憑性が高いわけですから、私は認めるべきだと思う」
黒い雨に遭った記憶を司法はどう判断するのか。岡山県内では初となる「黒い雨訴訟」です。










