絵本作家・ヨシタケシンスケさんの大規模な個展が岡山市で始まりました。大ブームを巻き起こしているヨシタケさんの絵は、なぜ人々の心を引き寄せるのか。ヨシタケさんの頭の中を覗きました。
なぜ現代人の心を引き寄せるのか「捨てたものじゃないよ」
大人気の絵本作家・ヨシタケシンスケさんの個展が岡山にやってきました。「ヨシタケシンスケ展かもしれない」です。ヨシタケさん(51)は11年前、「リンゴかもしれない」で絵本作家デビュー。リンゴは宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない。ヨシタケさんは、妄想やアイデア、クスっと笑える人の仕草を絵にします。そのものの見方は子どもから大人までを魅了しいま大ブームを巻き起こしています。
(小寺真生記者)
「会場にはヨシタケさんが日常で考えたこと、約2500のスケッチが並んでいます。圧巻です」
「無理して元気を出そうとしない」
スケッチは、ヨシタケさんが20代の頃から日常でふと思ったことを描き続けてきたもの。ヨシタケさんの頭の中を覗くことができます。

(ヨシタケシンスケさん)
「すぐ生きていることが嫌になるタイプの人間なので。捨てたものじゃないよと。面白いこともあるよと。こういうふうに考えたら楽しめるんじゃないのと。自分に言い聞かせ続ける必要があってその記録なんですね」