香川県高松市の土地改良区で起きた贈収賄事件を受け、香川県が再発防止のための特別検査を行った結果、県内の8割以上の土地改良区で何らかの指導があったことが明らかになりました。

特別検査は今年5月から8月にかけて、県内の土地改良区など102団体を対象に行われたものです。高松市の土地改良区が発注した工事の入札をめぐる贈収賄事件を受け、県がそれぞれの団体に入札や契約の方法について聞き取りや関係資料を確認したところ、法令違反はなかったものの、入札に参加する業者の数が県の規定よりも少なかったり、業者の選定を1人でしていたりと問題があったため、88団体に対して指導したということです

香川県では、電子入札システムの導入などの支援を行い、入札の公平性や透明性を高めたいとしています。