「紫金山・アトラス彗星」ってどんな彗星?【天文学の専門家が解説】 2024年10月18日(金) 20:30 岡山 小林章子 太陽に近づいたらどうなる? ー彗星が太陽に近づくとどうなるのでしょうか。 (米田瑞生さん) 「太陽に近づいた彗星は、温度が上がり、氷でできた本体が溶けて、バラバラとチリ・ガスをばら撒きます。彗星が見せる尻尾のような構造は、彗星が通った軌道にばら撒いて残していったチリやガスが、太陽の光を散乱して輝いているものです。彗星によっては、太陽に近づいた時に崩壊してしまうこともあります」 「今話題の紫金山・アトラス彗星について、正確なことはまだわかりませんが、すでに太陽から遠ざかるところで、再び故郷の“オールトの雲”の領域に帰っていきます。さらに、オールトの雲の領域を通過して、二度と太陽系に帰ってこない可能性さえあります」