イノシシの嫌がる周波数で空から追いたてる!

イノシシの嫌がる低めの周波数に合わせ、空から追いたてます。音のパターンを変えながら繰り返し飛ばすことで、その場所に寄り付かなくさせることや、逃げる方向を分析して罠に誘導することを目指します。

(岡山理科大学 辻維周特担教授(辻の点は1つ))
「これ(鹿ソニック)改良しまして、かなり強力になっている。だいたい300メートルぐらいまでは届くようになっていますので」

さらにドローンには赤外線カメラもつけ、イノシシの姿を探知しながら追うことができます。実験に協力している企業(公協産業)が岡山市東区で撮影した映像です。赤く映っているのがイノシシとみられる動物。鹿ソニックの音に驚いた様子で猛スピードで山の中を駆けていきます。ハンターの高齢化などで山に入ることができる人が減る中、多くの期待を集める空からの対策です。

(岡山理科大学 辻維周特担教授(辻の点は1つ))
「もしドローンで追いたてることができるのであれば、猟師が山に入る必要も無くなる。または少なくなる。ただ実現できるまでにはまだまだ実験を繰り返さなければならないと思います」

ドローンと鹿ソニックは人間と猟犬に代わり得るのか…一筋縄ではいかない動物と向き合いながら確立を目指す新時代の動物対策です。