奈良の東大寺建立に関わった市町村のサミットが、2026年度岡山市で開催されます。サミットを盛り上げようと、東大寺の瓦が作られた岡山市東区で地元有志による保存会が設立されました。

設立されたのは、岡山市東区の「万富東大寺瓦窯跡保存会」です。東大寺の建立や再建にゆかりのある市町村が集う「東大寺サミット」は、2026年度に岡山市で初めて開催されます。

鎌倉時代、東大寺再建の際に万富地区では良質な粘土が産出し、焼物を作っていたことから、瓦が作られていて、現在、窯跡が史跡として保存されています。

(万富東大寺瓦窯跡保存会 赤井史人会長)
「会を立ち上げたということを皆さんが知っていただければ、万富がPRになるから、これから発展するんじゃないかなという風に思っています」

保存会では今後、窯跡を見学するための施設整備を、岡山市に要望していく予定です。