「天体発見王」本田實さんが倉敷天文台の主事を務めた

約100年に及ぶ倉敷の天文文化。なかでも、その象徴が世界的に有名なアマチュア天文家で「天体発見王」と称された本田實さんです。生涯で12個の彗星と11個の新星を発見し長年にわたり倉敷天文台の主事を務めました。冒頭で紹介したカフェは、彼が暮らした宿舎を改装したものです。

(倉敷天文台 原浩之理事長)
「現在でも本田先生のおかげでたくさんのアマチュア天文家が育っているという意味においては、天文台を作った当初の主旨からするとめちゃくちゃ功績があったんじゃないかなと」

設立から約100年ドームで本格的な観測は行われなくなり、望遠鏡や資料を展示する記念館になりました。しかし、曽祖父の志は今も倉敷の街に息づいています。

ここには日本の天文学に貢献した貴重な建物として倉敷天文台の設立当初に使われていた観測室が移設されています。2013年に市の教育委員会が譲り受けて市民に一般公開しました。

(倉敷科学センター 三島和久学芸員)
「日本に数多くある天文台のルーツがこの倉敷の地にあるんだということを、この観測室を通してみなさんに知っていただきたいなと思っています」

この科学センターには屋上に天文台があり、今も天文愛好家や親子連れらが宇宙や星々への存在に胸をときめかせています。

(参加した親子)
「望遠鏡見てどうだった見てどうだった」「楽しかった」「いろんなことに興味を持ってもらえたらいいね」「うん」「楽しいもんね」「うん」