1961年にオープン 当時珍しかったハイカラな洋菓子店
岡山市北区の老舗の洋菓子店が、63年の歴史に幕を閉じ、きょう(5月31日)閉店しました。閉店時間を過ぎても別れを惜しむ客が途切れず、いつもより閉店が約2時間遅い最終日となりました。

きょう(31日)閉店したのは、岡山市北区にある「ロマラン洋菓子店」の「番町本店」と「表町支店」です。1961年に番町本店が開店し、その10年後には表町の店が開店、これまで63年間岡山の人々に親しまれてきたお店です。
後継者不足のため、4月に閉店を発表、それからは別れを惜しむ客が次々と訪れるようになりました。最終日のきょう、店では閉店時間まで客にケーキを届けられるようにと通常の5倍の商品を用意することにしました。開店時間から行列が途切れることはなく、店内では一日中、用意できる限りのケーキや焼き菓子を出し続けました。
表町の店にも商品を補充していましたが追いつかなくなり、表町は午後3時ごろ、一足先に閉店となったそうです。

午後6時半の番町本店の様子です。閉店時間を30分も過ぎても、行列は途切れることはありませんでした。










