避難経路を現地調査「地図だったら安全かなって思ったけど…」

避難経路について発表を行った次の週です。地震が起きた時に自宅近くで避難するにはどこがいいか、児童たちがあらかじめ考えた場所へ地域の人とともに現地調査に向かいました。その場所が本当に避難場所としてふさわしいかどうか、標高や広さなどを確認するためです。

(寄島小学校4年生)
「寄島の人たちや自分たちの命を守るためにやっています。安全な所や危険な所をくわしく見てみたいです」

海に近い場所にある、寄島新開と三郎地区のグループは、小高い場所にある公園を目指しました。津波の際は浸水のおそれがあり、標高の高い場所への避難を考えています。

「このあいだ、学校で検討したのをおじちゃん写真もろうとんよ、それを見たら崖が崩れそうだからだめと思うんで、あの現場だけ行きがけに確認しよう」

地域の人は「標高の高い場所を選ぶのはいいが、途中の道が地震で崩れるおそれがある」と指摘しました。

「すごいじゃろこれ、これが崩れそうなんよ」

避難先を考えるだけでなく、経路の危険を地域の人から知ることが、児童らの危機意識向上につながります。

(寄島小学校4年生)
「意外と上から見た地図だったら安全かなって思ったけど、実際に来てみたら危ない所がたくさんありました。高さとか土砂崩れになるかもしれないから、そういうところを考えながら決めるのが難しかったです」

(小学校ボランティア 中浜悦治さん)
「日ごろから、考えていただいておったら、ありがたいと思います、特に三郎地区、寄島新開は液状化ということがね、元は海の所に家が建ってますんで、この間の能登のように液状化になりますんで、そのへんのところを学校も含めて地区全体で考えていけたらなというふうに思います」

災害時の対応を自分事として考えるとともに、地域の人たちとも協力して命を守る取組みに、同行した保護者も成果を感じています。

(保護者)
「やっぱり1月1日にも地震があったりして、みんな不安な面があると思うんですけど、自分たちで考えて私たちも参加させていただいて、すごく勉強になったと思います」

今後は報告会も予定され、新たな発見などについてはハザードマップに反映できればと考えられています。命を守るため、これからも続けられる地域ぐるみの取り組みです。