熊本県内初となる居住者がいる建物の行政代執行が終了しました。

熊本県用地対策課 下﨑浩一 課長「行政代執行についてすべての工程が完了しましたので、これをもって行政代執行を終了いたします」

この行政代執行は熊本市が子飼橋(こかいばし)から浄行寺(じょうぎょうじ)交差点付近までの県道およそ550メートルで進める自転車道などの整備に伴うものです。

県と市は、居住者2人と土地や建物の明け渡しの交渉を進めてきましたが、交渉に応じなかったとして県の収用委員会が土地収用法に基づき、土地の一部を熊本市のものに変更しました。

現在も居住者とは話し合いができておらず県と市は支援を続けていくとしています。

下﨑 課長「まずは2人としっかり話し合いができるような機会を設けて、今後2人の生活再建に向けて引き続き精一杯寄り添って取り組んでいきたい」

来週末ごろには道の仮舗装が終わり通行できるようになる予定です。