豚熱の感染予防に向けたワクチン接種が9月27日(水)から始まりました。

山鹿市にある城北家畜保健衛生所(じょうほくかちく ほけんえいせいしょ)では、熊本県の家畜防疫員(かちくぼうえきいん)たちが『豚熱ワクチン接種』のため養豚農家に向けて出発しました。

9月27日(水)から始まったワクチン接種は、熊本県内183か所で飼育される約31万頭が対象です。

ことし8月に佐賀県で発生した豚熱は人に感染することは無いとされていますが、豚同士での強い伝染力と致死率の高さから家畜伝染病に指定されています。

熊本県は県北地域を中心に、全域でのワクチン接種完了を目指すほか、感染源となりうる「野生のイノシシ」と接触しないよう、養豚場の周りを柵で囲うなど農家に衛生管理の徹底を呼びかけていくとしています。