JR上熊本(かみくまもと)駅の歩行者用通路の屋根が落下した問題で、熊本市は、この通路の屋根の大部分を撤去すると明らかにしました。屋根が落下した原因は明らかになっていません。

記者「上熊本駅前です。落下した周辺の屋根も撤去されることになりました」

7月、上熊本駅前で約100キロのアルミニウム製の屋根が落下しました。
けが人はいませんでしたが、上熊本駅をよく利用するという市民は…

熊本市中央区の男性(80代)「ちょうど下に誰も通ってなかったから(けが人がいなくて)良かったけど。定期的に検査してもらうのが一番」

屋根を管理する熊本市は9月4日から、周辺の屋根 約95メートルを1400万円あまりかけて撤去することにしました。

落下した原因について熊本市は調査中としていますが・・・

熊本市道路整備課の永田大治課長(46)「上の接着が外れて、下に落ちた形かと想像できます」

屋根は2016年に設置され7年あまりで落下しました。

永田課長「7年ちょっとでの落下なので、かなり短い期間ではないかと。かなり慎重に調査しないといけないし、再発防止についてしっかり検証がいるかと」

撤去費用は一旦、熊本市が負担し、屋根の製造業者や設置業者の責任の有無が判明した段階で見直す可能性があるとしています。

そして熊本市が管理する屋根は他の駅でも問題が。

記者「水前寺駅北口の屋根でも不具合が見つかり、修理を行ったということです」

JR水前寺駅北口の屋根でも雨漏りがあり、今年2月に修理していました。